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「一日25時間」? 体内時計はリセットが大事!

「一日25時間」? 体内時計はリセットが大事!

こんにちは、LEALEA & AURA SPAの管理栄養士です。

皆さんは、自分の体内時計を意識したことがありますか?
お休みの日には夜更かしをしたり、昼まで寝てしまったり……生活リズムが崩れてしまう方も多いのではないでしょうか。

今回は、生活リズムを整えるのに重要な役割を持つ『体内時計』についてお話していきます!

体内時計とは?

体内時計、耳にしたことくらいはある方も多いかと思います。
体内時計は、生体リズムを調整している体のメカニズムの一つです。

体内時計が備わっていることで、日中は血圧や脈拍が高くなり体が活動状態に、夜間は下がって休息状態になります。
このように、体内時計は血圧やホルモンの分泌、自律神経の調整をおこなっていますが、実は一つ問題があります。人間の体内時計では、一日の周期が24時間ではなく、25時間程の長さになっているのです。

この一時間のずれをしっかりとリセットできないと、生活リズムがどんどん崩れていってしまいます。

体内時計の重要性

体内時計が乱れてしまうと、実際にどのような現象が起こるのでしょうか。
生体リズムが崩れることで、不調が起きるようになってしまいます。その中でも顕著なものを2例、お話していきましょう。

睡眠障害

通常、就寝時には眠気を誘う「メラトニン」という睡眠ホルモンが分泌され、起床時には「オレキシン」というホルモンが分泌されています。

この「メラトニン」分泌のリズムを刻む起点となるのが、朝の体内時計のリセットです。このリセットによって、起きてから15~16時間後にメラトニンが分泌されて、眠くなるようになっています。

この朝のリセットが上手くいかないと、夜間のメラトニンの分泌が遅くなったり、分泌量が少なくなったりしてしまいます。

また、夜に強い光を浴びてしまうと、体が朝だと錯覚してしまい、メラトニンの分泌リズムに乱れが生じます。

これらの結果として、眠れなくなったり、起きるのが辛くなるといった症状が起きてしまいます。

生活習慣病

体内時計の乱れによってホルモンの調整が上手くいかなくなります。
これによって、食欲を抑えたり促進するホルモンの濃度にも異常が生じてしまいます。
睡眠不足が続くと食欲が増進し、異様に甘いものが食べたくなったり、食事の量が増えたりすることでメタボリックシンドロームや糖尿病といった生活習慣病の要因になることも。

それだけにとどまらず、癌やアルツハイマー型認知症といった病気のリスクも高まってしまうのです。

体内時計リセットのコツ

それでは、体内時計はどのようにすればリセットできるのでしょうか。

体内時計には『中枢時計』と『末端時計』の2種類があり、この二つをしっかりとリセットする必要があります。

◆中枢時計
朝日を浴びることでリセットされる

◆末端時計
朝食を食べることでリセットされる

朝食は、起床後1時間以内に食べるのがベストです。
また、昼、夕食もできるだけ毎日同じ時間に食べられるのが良いですね。

中枢時計、末端時計の片方でもリセットがされないと、体の不調が現れます。
まずは最低でも2週間~2か月間は継続して、体内時計のリセットを意識してみましょう!

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