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意外な結果?ダイエット中のアイスは種類に注目!

意外な結果?ダイエット中のアイスは種類に注目!

皆様こんにちは!LEALEA & AURA SPAの管理栄養士です。

最近は気温も上がり、冷たいものが美味しい季節になってきました。
特に、お風呂上がりのアイスなどは絶品ですよね。

しかし、アイスと言えば甘くて太りやすそうなイメージがあります。
やっぱり、ダイエットや健康にはあまり向いていないのも事実。でも、暑くて暑くて、アイスを食べたい!

そんな時に、どんなアイスを選べばよいのかはご存じですか?

今回は、そんなアイスの選び方をお伝えしてきます。

アイスの種類

アイスには、含まれる乳固形分(乳製品の中の、水分以外の部分のこと)と乳脂肪分(乳固形分の中の脂肪分のこと)によって、以下の3種に分類されます。

アイスクリーム

乳固形分15.0%以上(内乳脂肪分8.0%以上)
アイスの種類の中で最も乳固形分、乳脂肪分が高く、濃厚でリッチなコクを楽しめます。

アイスミルク

乳固形分10.0%以上(内乳脂肪分3.0%以上)
乳脂肪分の代わりに、植物性脂肪が使われているものもあります。アイスクリームと比較すると、重たくなりすぎず、程良い味わいに。

ラクトアイス

乳固形分3.0%以上。乳脂肪分についての規定はありません。
使用されている脂肪の多くは植物性であり、さっぱりとした口当たりになっています。

栄養成分

アイスの種類は上記の3種です。皆様はご存じでしたか? まとめて「アイスクリーム」ではないことに、驚いた方もいらっしゃるかも?

しかし、ではその違いはダイエットにどう影響してくるでしょうか。
ここからは、それぞれの栄養価の側面からの違いを見ていきます。どのアイスがダイエット中に食べるのに良いのか、考えながら見ていってください。

アイスクリーム(普通脂肪)100g当たり

エネルギー:178kcal
たんぱく質:3.9g
脂質:8.0g
炭水化物:23.2g

アイスミルク(普通脂肪)100g当たり

エネルギー:167kcal
たんぱく質:3.4g
脂質:6.4g
炭水化物:23.9g

ラクトアイス(普通脂肪)100g当たり

エネルギー:217kcal
たんぱく質:3.1g
脂質:13.6g
炭水化物:22.2g

※上記栄養価は目安です。商品によって異なります。
参考:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」

いかがでしたか?

アイスクリーム>アイスミルク>ラクトアイスの順番でエネルギーが高くなると予想した方が多かったのではないでしょうか。
しかし、実際に最もエネルギーが高いのはラクトアイスなのです。

アイスクリームとラクトアイスを比較すると、アイスクリームの方が乳固形分や乳脂肪分は多くなります。しかし、ラクトアイスの方がエネルギーは上。何故でしょうか。
実は、ラクトアイスは乳固形分が少ない分、濃厚なアイスクリームに近付けるために植物性の油脂を足して作られているため、脂質が増え、エネルギーも高くなるのです。

アイスクリームは乳固形分が高い分水分が少なく、体に必要な栄養素が豊富に含まれています。

そのため、意外かもしれませんが、エネルギーが低く栄養価の高いアイスクリームの方が、ラクトアイスよりもダイエットにはおすすめなのです。

ラクトアイスは、アイスクリームよりもサイズが大きいものも多いので、実際のエネルギーはもっと差がつくという場合も多いですね。

氷菓とは

ところで、夏に食べる冷たくて甘い食べ物、というとアイスの他にもう一つありますよね。
そう、かき氷やシャーベットといった『氷菓子』です。これらは、上記のラクトアイスなどの分類には含まれず、別枠で『氷菓』という分類をされています。

氷菓は、ラクトアイスよりも低い(3%未満)の乳固形分、あるいは含まれていないものを指します。

では、評価の栄養分はどうなるのでしょうか。

シャーベット(普通脂肪)100g当たり

エネルギー:128kcal
たんぱく質:0.9g
脂質:1.0g
炭水化物:28.7g

※上記栄養価は目安です。商品によって異なります。
参考:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」

このように、氷菓のエネルギーはラクトアイスは勿論、アイスミルクやアイスクリームよりも更に少なくなっています。乳固形分が著しく少ないための、低糖質、低エネルギーです。

ダイエット中であれば、エネルギーを抑えることが最優先となるため、氷菓が一番適している、と言えるでしょう。

さいごに

ここまでアイスの種類の違いや栄養成分についてお伝えしました。
それぞれの特徴を踏まえて選んでいきたいですね。

「ダイエット中でもアイスが食べたい!」という方は、エネルギーが低い氷菓が一番のおすすめです。ですが、たまには違うものを食べたいと思うこともあります。
毎日頑張っているご褒美に、たまにアイスクリームを選んでみるのもいいかもしれませんね。

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