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完全食について(ゼンブメンやカロリーメイトのようなもの)

完全食について(ゼンブメンやカロリーメイトのようなもの)

こんにちは!LEALEA&AURA SPAの栄養士です。

皆さんは近年話題になってきている完全食(完全栄養食)をご存じでしょうか?

コンビニやスーパー、インターネットなどで見かける機会も増えており、「これは本当に良いものなのだろうか?」「なにが良いポイントなの?」等疑問をもった経験もおありなのではないでしょうか。

今回は、このような疑問の多い完全食について解説していきます!

1. 完全食とは

完全食(完全栄養食)とは、学術的に明確な定義があるわけではなく、一般的に厚生労働省作成の「日本人の食事摂取基準」に基づき、1食あたりに必要とされる栄養素を1つの食品で満たすものを完全食(完全栄養食)と呼んでいます。

つまりは、手軽に栄養バランスの良い食事を整えられることをうたった商品です。

健康に生活していくためには、卵や玄米だけではなくお野菜やお肉・魚、果物、乳製品、穀類等々様々な食品をバランス良く組み合わせ、さらには自分にあった量を選択していく必要があり、現代日本社会に生きる忙しい私たちにはすこしハードルが高いですよね。

こういった状況に答えるべく登場してきた食品として知名度が急速に上がっているものと考えられます。

2. そもそも必要な栄養素ってなんだろう?

先述の通り、完全食は国で規定された1食あたりに必要な栄養素を満たすことができる食品とされていますが、そもそも必要な栄養素とはどんなものでしょうか?

栄養学の定義として栄養素とは、「生活現象を営むために外界から摂取しなければならない物質」とされており、いわゆる5大栄養素であるたんぱく質や脂質、糖質、各種ビタミン、ミネラルが該当します。

ですので、文字通り5大栄養素は栄養素であるため必要量を摂取しなければなんらかの体への影響が表れてきてしまうのです。

3. 完全食のメリット・デメリット(注意点)

■メリット

  • 時短になる!
  • 手軽に必要な栄養素をバランス良く摂取することができる
  • エネルギーを抑えながら栄養摂取ができる
  • コストパフォーマンスが良い

完全食のメリットはなんといっても時短をしながら栄養素をバランス良く摂取できる点にあると思います。筆者は病院給食で勤務した経験もありますが、必要な栄養素をバランス良く整えた食事を3食ご家庭で準備するのはかなり大変です。

忙しくお食事を用意できない時や、朝ごはんを食べてない方などは完全食を取り入れていくことで1日全体の栄養バランスを整えていくことにつながります。

また、ダイエットをしたい方でエネルギーを抑えながら健康面も整えていくために完全食は効果的だと思われます。

栄養バランスを整えるためにはどうしても様々な商品を摂取する必要があり、食べる量・品目数も増えていきますが、完全食では1つにまとまっているためエネルギーを抑えられるだけではなく、コスト面で有用性があります。

このようなメリットがありつつもやはり注意しておくべき点はあるため、以下にデメリットとして記載いたします。

■デメリット(注意点)

  • 機能性成分を摂取することができない

先に栄養素について解説をいたしましたが、ポリフェノールや食物繊維、その他一般に販売されている健康食品に含まれる健康物質(機能性成分)などは5大栄養素ではないため、摂取する必要はないのでしょうか?

現在の様々な学術的知見をもとに外界から摂取しないと人体への影響が出てしまう物質が栄養素と定められておりますが、逆にポリフェノールや食物繊維などの栄養素以外の食品成分について摂取する必要がないとは言い切れず、むしろ食物繊維は第6の栄養素といわれることも増えてきているように、広く必要性が認知されはじめています。

完全食はその多くが必要な栄養素を添加物として付加されている形となります。そのため通常の食事を取っていれば自然と摂取できているポリフェノールや食物繊維などの機能性成分を完全食だけに頼っていると十分な量摂取することができず、長期的になんらかの健康影響が出てくるリスクが考えられます。

  • 人によってはエネルギーが低すぎる
  • 摂取方法によっては栄養過剰につながるリスク

メリットに挙げたエネルギーを抑えながら栄養素をバランス良く摂れる点についてですが、最低限必要なエネルギーは人それぞれ異なるため、人によっては完全食だけで1食を終えると摂取エネルギーが低すぎる可能性があります。

逆に完全食はしっかりとたんぱく質や糖質が含まれているものが多く、おやつ感覚で食べてしまったり、一緒に食べるものによってはエネルギーが過剰となってしまいます。

  • 商材によっては咀嚼が少ないことによる様々な影響がある

完全食には、カップ麵タイプのものからパン、ドリンク、おにぎり等々様々な形態がありますが、総じて通常のバランスの良い食事と比べると食事の量が少なくなってしまいます。

「咀嚼」という行為は当たり前のようでいて様々な人体への効果があり、満腹中枢の刺激や消化機能の促進、体温の上昇、脂肪燃焼等々日常生活の中で重要な役割を担っています。

ドリンクタイプだと顕著ですが、この咀嚼が少なくなることにより上記効果が失われ、ドカ食いにつながったり燃焼しにくい体となってしまう可能性があります。

4. まとめ ~完全食との向き合い方~

ここまで多くの注意点を記載してきましたが、決して完全食を否定するわけではございません。私自身、日常の食事に取り入れることもあります。

ただ、そもそも何をもって完全と言っているのか、そこにどんなリスクがあるのかを適切に把握し、あくまで日常の食事の補助として忙しい生活の中で上手に取り入れていけると良いかと思います。

忙しい朝ご飯が食べれない、パンだけになってしまう、など特に朝食のお悩みをよく会員様から伺いますので、朝食などで様々な形態の完全食を取り入れていくのはおすすめさせていただきます!

また、もしご自身のお食事への取り入れ方がわからない、他にも完全食の疑問点がある等のお悩みがございましたら、ぜひレアレア栄養士にお声がけください!

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