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ゆらぎ期からの自律神経ケア

ゆらぎ期からの自律神経ケア

ココロとカラダの健康に欠かせない「自律神経」

筋肉量や骨密度、俊敏さ、バランス感覚など、年齢を重ねるごとに衰えがちなものは様々ありますが、「自律神経」もまたその一つであるということはご存知でしょうか。ゆらぎ世代と言われる更年期を迎える女性にとっても、ココロとカラダの健康に欠かせない「自律神経」は大切なものです。

国民病と言われる不眠症は5人に1人が発症しているそうですが、これを60歳以上に限定するとその割合は3人に1人と増えることになるのです。
その理由は、加齢による自律神経の乱れ。
特に副交感神経が充分に活動しない状態に陥りやすいため、不眠を招くのです。

副交感神経がきちんと活動してくれないと、眠りを妨げることはもちろん、体は休むことを忘れ、全身隅々まで血液を送り届けたり、胃腸を働かせたり、老廃物を分解したり、体の回復やメンテナンスという機能を充分に果たせなくなります。
そして翌日に疲れを持ち越すのです。

現代社会は交感神経を昂らせる要因に溢れている

加齢そのものが自律神経を乱す一つの要因でもあるのですが、実は現代社会においては年齢関係なく誰もがその可能性を持つことになります。
IT 化によるPC,スマートフォンの普及、ブルーライト、情報社会、時短、などなど とにかく現代社会は交感神経を昂らせる要因に溢れているのです。

私たちの体では毎日約5,000 個のがん細胞が作られているそうです。
でも、どうしてがんにならず過ごせているのか。それは副交感神経が優位になっている時に、免疫機能が働いてがん細胞を退治してくれているからです。

自律神経はバランスが大切

交感神経を働かせてシャキッと動くことは、私たちの社会的な営みに必要不可欠なことではあり、活動的なことばかりが注目を浴びやすい昨今ではあります。
しかし、交感神経ばかり昂らせているとどうなるのか。
日々のメンテナンスが追い付かず、その歪はいつか病に発展してしまうのです。
現代の傾向として、のんびり、ゆったりという概念は要領の悪さと捉えられがちで、何事にもスピードが求められ、マルチタスクや同時進行、時短できるものほど重宝されます。
でも実はそのことが、果てしなく交感神経を昂らせ、体のメンテナンスをおろそかにしている行動にもつながるのです。

自律神経ケアで、更年期を上手に過ごそう

時代と逆行するようですが、今一度ご自身の生活習慣を見直し、日常の中で少しでもゆったり過ごす習慣というものを身に着けて、副交感神経を存分に働かせることができる自律神経に整えていきましょう。
特に、女性はココロとカラダの変化の出やすいゆらぎ期からの自律神経ケアによって、更年期を上手に過ごすことができるでしょう。
ぜひ、副交感神経を優位に働かせる時間を持つこと意識してお過ごしください。

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