年を取るごとに体重管理の難しさは増す
スポーツクラブなどに通い始めるきっかけの一つに「ダイエット」があります。
中年太りとはよく言ったもので、加齢によって代謝が落ちたり、多忙なために不規則な生活になりやすかったり、特に女性は更年期にホルモンバランスを崩すことで過食傾向になりやすかったりと、実際に年を取るごとに体重管理の難しさは増していくようです。
「太る」体のメカニズム
ダイエットを成功させるには、運動と食生活の見直しが欠かせないものとなりますが、なかなか一筋縄ではいかないもの。
まず、「太る」ということを体のメカニズムでみていきましょう。
単純に消費カロリーより摂取カロリーが上回ってしまえば、そこで使われなかったカロリーは脂肪として蓄積されてしまい、結果「太る」となってしまいます。
なのでダイエットするときにはその逆、食事を見直し低カロリーにして、それを上回る消費エネルギーを運動で使っていくわけですが、誰もが順調に痩せていくとは限らず、痩せにくい人がいることも事実です。
「もっと簡単に痩せられたらいいのに」という思いは、万人の願いではないでしょうか。
ひょっとしたらその願いは、「睡眠」を見直すことで叶うかもしれません。
ちなみに食欲や体重の増減には次のホルモンが関与しています。
- 成長ホルモン
脂肪の代謝を促進し、過度にたまらないようにする。筋肉の量を保つ。 - メラトニン
内臓脂肪の蓄積を抑制する。 - レプチン
食欲を抑制し、エネルギー消費を促進する。 - グレリン
食欲を亢進し、脂肪蓄積する。
ざっと説明を見て1〜3が多く分泌されると痩せやすくなり、4が増えると太りやすくな
るということが想像できるかと思います。
これらのホルモン量を調整できたら、ダイエット成功も夢じゃないはずですよね。
ではどうしたら調整できるのか。
これらのホルモン量を左右しているのが「睡眠」なのです。
適度な時間、質の良い睡眠ほど 1〜3が分泌され、質の悪い睡眠、寝不足になると 4が増加することがわかっています。
実際に、睡眠時間を増やすだけで摂取カロリーが減り体重が落ち、睡眠不足で肥満が増えるという研究報告もあります。
質の良い睡眠こそが、ダイエットの立役者かもしれません。
では、どうしたら質の良い睡眠を取ることができるようになるのでしょうか。
質の良い睡眠習慣のために
まず基本は生活習慣の見直しです。
朝陽を浴びて体内時計を狂わせないことや、午後のカフェイン、飲酒を控えたり、運動や食事、入浴は就寝時間の数時間前に済ませるなどなど。
そしてもっと余裕があるようでしたら、自律神経にアプローチするような就寝前のヨガを習慣付けることもお勧めします。
現代社会は交感神経が昂る要因に溢れています。
ついついベッドの中でもスマートフォンを見てしまう、そんな方も少なくないと思います。
スマホを見るなとは言いません。
ブルーライトを見てしまっても良いので、その代わりに、スマホを置いて眠る体制に入ったら、寝入るまでベッドの中でゆっくりと足を動かしてみてください。
ゆっくりと腕を回してみたりしてください。
深い呼吸を合わせながら行うことで副交感神経がしっかり優位になり、考え事をしていた脳は休息状態に入り、深い良質な眠りへと誘われること間違いなしです。
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