「お肌に必要な栄養素」というと、皆さんは何を思い浮かべますか?
「ビタミン」と思い浮かべる方が多いかもしれません。もちろん、ビタミンも大正解!
しかし、ビタミンだけではありません。ビタミンだけを取っていればいいわけでも、ありませんよね。
では、他には何の栄養素が必要になってくるのでしょうか。
今回は、目的別に肌に必要な栄養ををお伝えいたします。
アンチエイジング
アンチエイジングという言葉はご存知ですか?
アンチエイジングとは心身の老化を少しでも抑え、出来るだけ若さ、若々しさを保つこと、およびそのための取り組みのことです。
日本語では抗老化と訳されたりします。
アンチエイジングのための取り組みは多種多様であり、食事、運動、サプリメント、医療、その他生活スタイルなど手段はさまざまあります。
食事で改善できるポイントを、「乾燥・肌荒れ対策」と、「しみ・しわ防止」の二つの観点から解説していきます。
乾燥・肌荒れ対策
肌には、古い細胞が新しい細胞へと一定のサイクルで生まれ変わっていく「ターンオーバー」という仕組みがあります。このサイクルが正常な周期で保たれることで、肌は潤いのある健やかな状態を維持できると言われています。
しかしながら、このターンオーバーのサイクルは、生活習慣や食生活の乱れなど、様々な要因によって崩れてしまうことが少なくありません。これによって肌の水分を保持するバリア機能が低下すると、肌内部の水分をうまく保てなくなってしまい。乾燥肌となってしまいます。これは、水分が逃げやすい古くなった肌細胞が皮膚に残り続けてしまうが故の現象なのです。
食べ物から摂れるたんぱく質やビタミン、ミネラルなどは、肌のターンオーバーに必要な栄養素です。
例えば、ビタミンA、B6、C、E、タンパク質、亜鉛などが該当します。
食べ物から、これらの栄養素を十分に摂取することで、栄養不足によるターンオーバーを改善、予防しましょう。
しみ・しわ防止
乾燥肌などから悪化すると、しみやしわの原因にもなってしまいます。
原因は様々で、他にも有名な紫外線や、もちろん生活習慣からもしみやしわが発生することも。
そんなしみやしわの防止には、抗酸化作用のあるビタミンC、Eや食物繊維、そしてタンパク質が効果的です。
紫外線をはじめとする様々な刺激から肌を守り、しみの対策に繋がります。また、細胞の酸化を抑える作用があるため、老化対策にも役立つのです。
食物繊維は、直接肌に作用するわけではありません。しかし、便秘の改善などの効果をもち、有害物質の排出を促進。間接的に、肌を良好な状態に保つ効果を発揮します。
そして、タンパク質はとても重要な栄養素です。
よく「コラーゲン」という言葉を聞いたことはありませんか?
肌に良い成分として、非常に有名なものですね。このコラーゲンは、タンパク質で構成されている成分です。
このコラーゲンに、更にエラスチンという構成タンパク質が加わり、肌に弾力を与えます。しかし、タンパク質が不足するとこのエラスチンの働きも低下。肌を衰えさせてしまうと考えられています。
レシピ紹介「鶏むね肉と彩り野菜の黒酢炒め」
さいごに、肌にいい栄養素が含まれるレシピを紹介します。是非お試しください!
~材料(2・3人前)~
- 鶏むね肉 1枚(250g)
- 酒 小さじ1
- 醤油 大さじ1/2
- 片栗粉 適量
- れんこん 150g
- 赤パプリカ 1/4個
- 黄パプリカ 1/4個
- A 砂糖 大さじ1と1/2
- A 黒酢 大さじ2と1/2
- A 醤油 大さじ1と1/2
- 白いりごま 適量
- サラダ油 大さじ3
【作り方】
①下ごしらえ
鶏むね肉は余分な脂と皮を除き、一口大のそぎ切りにする。
レンコンは1cmの半月切りにし、酢水にさらしてキッチンペーパーで水気をふき取る。
赤・黄のパプリカは乱切りにしておく。
②鶏むね肉
鶏むね肉は酒・しょうゆを加えて揉みこみ、5分ほど漬けてから片栗粉をまぶす。
③熱する
フライパンにサラダ油を引いて熱し、②を入れてこんがりと焼き、一度取り出す。
④油をふき取り、野菜を炒める
キッチンペーパーでさっと油をふき取り、レンコンを入れて焼き色がつくまで炒め、赤・黄パプリカを加えて炒め合わせる。
⑤煮詰めて完成
③で焼いた鶏むね肉を、④の野菜をいためたものに加えて、砂糖、黒酢、醤油(レシピに「A」と書かれた調味料)を加えて煮詰めたら完成!
器に盛りつけ、白ごまをふりかけてお召し上がりください!
さいごに
肌をケアする栄養素と、それを使った美味しいレシピはいかがでしたか?
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