分かっているけど結構大変？　野菜を効率よく摂るために！ │ ライフスタイルコラム

みなさんこんにちは、LEALEA＆AURA SPAの管理栄養士です。
今回は、食事や健康を語る上で欠かせない、野菜についてお話していきたいと思います。

お肉ばっかり食べないで野菜も食べなさいと言われたり、子どもの好き嫌いの多くが野菜について話していたりと、必要不可欠な存在であることに疑いの余地はありません。
今回は、その野菜の必要不可欠にもう一歩踏み込んでみましょう。

野菜を摂る意味や、生野菜と加熱野菜の違い。オススメのレシピを紹介します。是非、最後までお読みください！

1. 何故、野菜を食べた方が良いの？
2. 生野菜と加熱野菜のメリットとデメリット
- 2.1. 加熱野菜について
- 2.2. 生野菜について
3. 食べる順番
4. 簡単！野菜レシピ紹介
5. さいごに
6. ◆リンク集

何故、野菜を食べた方が良いの？

野菜が嫌いだった方は特に、一度は思ったことがあるのではないでしょうか。この質問をされた時、その理由は3つ以上は答えられますか？

3つ以上思いついた方も、そうでない方も、ここで改めてその理由を確認してみましょう。

野菜には、ビタミンやミネラルだけでなく、食物繊維、β-カロテンやリコピン等のカロテノイド、アントシアニン等のポリフェノールといった、様々な栄養素が含まれています。
摂取しないと、これらの栄養素が不足。その結果として、以下のような状態になりやすくなってしまいます。

・腸内環境の悪化
・肌が荒れやすくなる
・疲れやすくなる
・免疫力の低下
・生活習慣病になりやすくなる

また、腸内環境の悪化のように、そこからさらに別の問題を引き起こすものもあります。野菜、とても大切ですね！

生野菜と加熱野菜のメリットとデメリット

次に、生野菜と加熱野菜の違いについてお話していきましょう。

加熱野菜について

野菜に熱を加えて食べる加熱野菜。その一番のメリットは、かさを減らして、一度にたくさんの量の野菜を食べられることです。野菜は熱を加えると柔らかくなり、野菜が本来持っている味や香りが引き出されます。
昇華もしやすく、冷えた体を温めて血行を促進するため、疲れている時や風邪を引いた時にも適しています。

一方でデメリットは、熱を加えることによってビタミンやミネラルが破壊されたり流失してしまったりすること。
勿論、全てが失われてしまうわけではありませんが、調理する際に工夫が必要になります。例えば、野菜スープにして汁ごと飲めばOK！
ビタミンが水に溶けないよう、電子レンジを使って茹でるなど、工夫をすることで、栄養を逃さずに摂ることができます。
炒める時には少量の酢を加えると、ビタミンCの破壊を抑えることができますよ。

生野菜について

それに対して生野菜の場合は、豊富なビタミンや食物繊維をそのまま体内に取り入れることができるメリットがあります。必然的にシンプルなメニューになる為、調理の手間もあまりかからないのがありがたいですね。
特に、体調の維持や新陳代謝、老化防止に欠かせない食物酵素は、約70℃以上の熱を加え続けると死滅してしまいます。美容やダイエットの為には、積極的に生野菜を取っていくことがおススメです。

生野菜のデメリットは、加熱野菜のメリットがそのまま当てはまります。
成人の場合、野菜は一日に350g以上の摂取が理想的と言われています。が、これを生野菜だけで満たそうとすると、かなりのボリュームになってしまいます。毎日それを続けるのは非常に大変です。
また、生野菜で食べることの多い単色野菜は、色素に含まれる栄養素が少ない点が挙げられます。そちらの栄養を摂取するためには、緑黄色野菜の摂取が必要になりますね。

それから、生野菜は体を冷やしやすいという作用も。

このように、それぞれにメリットもデメリットもありますので、お互いの特徴を活かしてうまく組み合わせて取り入れていきましょう！