皆様こんにちは、LEALEA＆AURASPAの管理栄養士です。
早速ですが、皆様は甘いものはお好きですか？
お菓子やスイーツには、たくさんの「砂糖」が使われていることが多くあります。お菓子をご自分で作ったことのある方は、その量を見て「こんなに入っているの？」と驚かれた方も多いのではないかと思います。

今回は、そもそも砂糖とは何なのか、そして実際に私達の体にどのような影響を与えているのかについて、お話をさせていただきます！

砂糖について

砂糖は、「さとうきび」や「てん菜」という植物を原料にして作られる甘味料です。栄養素で言うと、砂糖はショ糖を主成分とした炭水化物の一種で、人が活動するためのエネルギーとして使われます。

中毒性について

甘いものがなかなかやめられない、という方はたくさんいらっしゃいます。
美味しくてつい食べてしまう……というだけではなく、もしかしたらそれは、砂糖の持つ中毒性によるものかもしれません。

砂糖の主成分であるショ糖には、ご飯やパンなどの炭水化物と比較すると急激に血糖値を上昇させ、その後急降下させるという作用があります。
低血糖状態になると、脳はそのエネルギー不足を「お腹が空いている」と勘違いし、更に糖分を欲するようになります。

また、砂糖には幸福感や癒しを感じさせるホルモンの分泌を促す働きもあることで、依存しやすくなってしまうと言われています。

その結果、砂糖の大量摂取に繋がり、糖尿病などの様々な病気の要因になってしまう可能性があるのです。

食品に含まれる砂糖の量

実際に私達が食べているものには、どれくらいの砂糖が含まれているのでしょうか。

・ケーキ1個：角砂糖約8個分
・板チョコ1枚：角砂糖約5.5個
・カステラ一切れ：角砂糖約10個
・カップアイスクリーム1個：角砂糖約6個
・あんパン1個：角砂糖約6.5個
・大福餅1個：角砂糖約3個
・シュークリーム1個：角砂糖約2.3個
・コカ・コーラ500ml：角砂糖約14個

WHO（世界保健機関）によると、砂糖は1日25gが目安の量とされています。角砂糖1個は約4g。ケーキを1個食べるだけで、1日の目安を上回ってしまうことになります。

砂糖の代替品について

「砂糖は健康に悪いから止めよう！」と思う人は多いのですが、しかしすぐにそれを断ってしまうのはとても難しいと感じる方が多くいらっしゃいます。つい「すこしだけすこしだけ」と食べる量が戻ってしまう人も、珍しくありません。

ですので、ここで砂糖の代わりになれる甘味料をご紹介します。

はちみつ

はちみつは砂糖よりも甘味度が高いにもかかわらず、カロリーが低いのが特徴です。また、砂糖と比べて血糖値の上昇もゆるやかなので、病気の予防にも繋がります。

みりん

みりんはもち米や焼酎を原料とする調味料です。砂糖のようなしっかりとした甘みではなく、まろやかなものになりますが、こちらも砂糖と比べると血糖値の上昇は緩やかです。お料理の味付けには、砂糖よりもミリンを中心に使用することをお勧めします。

ラカント

植物由来の自然派甘味料のラカントもおすすめです。
甘さは砂糖とほぼ同じでありながら、なんとカロリーはゼロ、糖類もゼロという夢のような調味料です。砂糖と置き換えて使うだけで、お手軽にカロリーや糖質をオフできます。

以前にも、ラカントについてコラムを掲載しておりますので、是非ご覧ください。
ラカントは人工甘味料ではなく、自然由来、天然の甘味料ですので、その点も安心ですね。

さいごに

様々なお菓子やスイーツ、料理に使われている砂糖。気がつけば思っていた以上に砂糖を摂り過ぎていたという方も多いのではないでしょうか。ご自身の健康の為にも、使用する甘味料を変えてみたり、甘いものを食べる量や頻度には気を付けていきましょう！

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