和食は最強！？　バランスの良い食事とは？ │ ライフスタイルコラム

こんにちは、LEALEA＆AURA SPAの管理栄養士です。
今回は、よく耳にするであろう「バランスの良い食事」について考えてみましょう。

さて、「健康的な食生活」について考えたことがある方なら、ほぼ確実に目にして、耳にしている言葉があります。

そう、「バランスの良い食事」です。
本でも目にして、テレビで耳にして、インターネットでもたくさん聞く言葉ではないでしょうか。

しかし、「バランスが良い」とは何でしょうか。
野菜とお肉？　塩分の量？　結局何を食べるのが良いの？　どういうところに注意すればいいの？
……そんな風に思う方が多いのが、この「バランスの良い食事」という言葉ではないでしょうか。

今回のコラムでは、そんなバランスの良い食事について、いったいどのようなものなのかをお伝えしていきたいと思います！

日本人は普段、白米を中心とした食事をしていることが多いと思います。

中でも「和食」は、日本古来の食事スタイルともいえる「一汁三菜」という食べ方が基本となっています。主食1品、主菜1~2品、副菜1~2品、というバランスを心がけると、丁度良くタンパク質が摂取出来て、且つ糖質を取り過ぎない食事になります。

2013年には「和食」が世界無形文化遺産に登録され、世界から注目を集めました。この文化遺産登録の根拠の中にも、「栄養バランスに優れた健康的な食事」であることが盛り込まれています（農林水産省HPより）。

しかし、近年、「生活習慣病」が問題になっています。これらは、脂質の摂りすぎや食事のバランスが崩れてしまっていることに起因すると考えられているのです。この問題をどのように考えればいいのでしょうか。食事バランスガイドを用いて解説していきましょう。

「食事バランスガイド」とは、厚生労働省と農林水産省が共同で策定したもので、1日の間に「何を」「どれだけ」食べたらよいのか、についてをイラストで示したものです。

主食、主菜、副菜、牛乳・乳製品、果物の5つのグループの組み合わせでバランスが取れるよう、その適量を示しています。

図のようにコマを模したイラストになっており、全てのグループについて適量を摂取出来れば、コマは綺麗に回転し、どこかが不足したり、過剰になったりすればバランスが崩れてコマは倒れてしまいます。

一度、ご自身の食事を書き出して、食事バランスガイドのコマに当てはめてみると、どこが足りていないのかなどがわかりやすくなります。

真にバランスの良い食事とは何かを考えるとき、一つ大きな指標になるのがこの食事バランスガイドです。
このコマが回転し続けられるように食べるものを考えていくことが、バランスの良い食事に繋がっていきます。

「バランスの良い食事」として食事バランスガイドが参考になることが分かったところで、もう少し日々の生活に踏み込んでみましょう。何を食べればいいのかについて、なんとなくは分かった。ですが、だからといっていつも同じような食事になってしまうのは少し味気ないですよね。

しかし、「副菜などでバランスがとりやすくて、美味しいメニュー」なんていくつも考えるのは大変ではありませんか？毎日同じようなおかずになってしまうのは避けたい、けれど考えるのは大変……。

そんな時は、「五法の表」を活用しましょう！

五法とは、調理法「生」「煮る」「焼く・炒める」「揚げる」「蒸す」を表し、それと食材を併せて考えることで様々なメニューを参照できる便利な一覧表です。料理下枠にチェックを入れることで、毎日いろいろなバリエーションで食事を楽しむことができます。