突然ですが、皆さんは普段、運動前に何を食べていますか?
実は、運動前の食事によって、運動の効果や体への負担が変わっていきます。
筆者が栄養士を目指したきっかけも、競技前に食べたものによって結果が大きく変わると知ったことでした。
どんな食事がより良い結果に繋がっていくのでしょうか。今回は、そのポイントをお伝えします!
食事の2つのポイント
タイミング
「食事に気を付けていきましょう」と言われると、当然「何を食べるか」と考えると思います。もちろん、とても大切なことです。しかし、最も重要になるのはその内容以上に、「どのタイミングで食べるのか」です。
例えば、仕事帰りに運動をしている方で考えてみましょう。ジムに通っている、なんて方もいらっしゃると思います。そんな時、最後に摂った食事はいつですか? お昼に食べた後、何も食べていない……という状態でトレーニングを始めていませんか?
それが、一つ目のポイント。空腹状態のままトレーニングに臨むのは、避けましょう!
空腹のままトレーニングをすると、体の栄養素が足りない状態なので、筋肉の維持や修復(強くなる)に使われる栄養素がトレーニングで消費するエネルギーに代用されてしまいます。折角のトレーニングなのに、効果の低下につながります。
反対に、満腹状態でのトレーニングも良くありません。消化するために内蔵に負担がかかり、且つ消化に必要な血液が運動のための筋肉に集中してしまい、胃の働きが低下してしまいます。
どんなものを食べると良いか
運動前に特に摂取したい栄養素が、「必須アミノ酸」と「糖質」です。
必須アミノ酸とは、タンパク質のこと。その中でも、人間が体内で生成することのできないものを指します。
自前で生成できないため、食事で摂取しなくてはなりません。
また、糖質は運動時に使うエネルギー源。筋肉になるタンパク質の働きを助ける効果があります。
必須アミノ酸、特にBCAAと呼ばれるものは、肉、魚、卵、大豆製品、乳製品に含まれています。
具体的には、マグロ、カツオ、牛肉、鶏肉、卵、高野豆腐、チーズ等。
お手軽に摂取できるものとして、必須アミノ酸と糖質の入ったプロテインを飲むのもおすすめです。
また、食べ物の中ではゆで卵やおにぎり等が、簡単に取り入れやすいと言えるでしょうか。
運動時間に近いほど……?
では、結局のところ「いつ」「何を」食べればよいのでしょうか。
上記でお伝えしてきたのは、あくまで空腹状態での運動をやめた方が良いことと、そのための食べ物の指針です。
しかし、もっと細かく話をしていくと、運動前と一口に言ってもどれくらい「前」なのかによって状況は変わってきます。そこで、最後は食べてから運動をするまでの時間に応じて起こる変化のお話をしていきます。
一般的に、運動するまでの時間が短くなるほど、すぐに消化されるものの方が良いと考えておきましょう。運動時間に近くなるにつれて、糖質中心、固形より流動食にしていくと良いですね。
スポーツ選手にも、運動の合間にフルーツを摂る人がいます。フルーツの果糖は吸収されやすく、そしてお手軽なのでおすすめです。持ち運びにも便利なバナナは、すぐにエネルギーになりながら、少し時間がたってからエネルギーになる成分も含まれているので即効性と持続性の双方に優れています。
その上お手軽価格と、運動のお供にはもってこいの果物ですね!
さいごに
以上、運動前の食事についてお伝えしました。
この他のポイントや、運動中・運動後の食事やその内容についても知りたい方は、是非セミナーにご参加ください。
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